こんにちは。ユアスタのマーケティング兼ライターの未貴です。
子どもが「歴史って面白い!」と感じる瞬間は、意外なところだったりします。
物語のように聞く昔話や、旅行先で見たお城や絵、ゲームやアニメに登場する人物など、小さなきっかけが知的好奇心をくすぐります。
歴史好きになることで知識が広がるだけではなく、想像力や考える力も育まれます。
この記事では、子どもが楽しみながら歴史に親しめる工夫や、親ができるサポートのポイントをご紹介します。

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なぜ子どもに歴史をすすめたいのか?
親が子どもに歴史好きになってほしい、と願う理由で上位にくるものをご紹介します。
知識の幅が広がるから
歴史を学ぶことで、社会や文化、地理、政治など幅広い知識に自然と触れることができます。
学校で学ぶ他の科目の内容とも繋がり、総合的な学力アップにも役立ちます。
考える力が育つから
歴史上で「なぜその出来事が起きたのだろう?」「もし違う選択をしていたらどうなったのだろう?」と因果関係を考える力が養われます。
これは受験勉強や将来の課題解決にも繋がり、生きる力になります。
価値観や視野が広がる
過去の人々の生き方や知恵に触れることで、物事を多角的に見る目や他者への理解が深まります。
国際的な視野や共感力を育てるきっかけにもなります。
人生が楽しくなるから
歴史は人物ドラマに溢れています。好きな武将ができたり、時代のことを知り夢中になることで、学びが「勉強」ではなく「趣味」に変わります。
歴史の知識があると、旅行先や普段の生活でも様々な情報が隠れていることに気付き、人生がより一層楽しくなります。

子どもが歴史好きになるきっかけとは?
子どもは自分が好きなことには一生懸命になり追求します。
「好き」は心が惹かれることです。きっかけさえあれば、子どもも歴史を好きになってくれます。
どんなきっかけを用意することができるのかご紹介します。
物語やキャラクターへの憧れ
戦国武将や偉人、時代劇アニメのキャラクターに惹かれて興味を持つことがあります。
歴史の中の偉人の漫画が様々な出版社から発刊されていますが、そのような漫画が入り口で歴史好きになったお子さんもいます。
テレビゲームや大河ドラマ等のエンタメも入り口としておすすめです。
旅行や外出先での体験
お城や史跡、博物館を訪れた時の体験が印象に残り、歴史を身近に感じられるようになります。
親や先生の話し方
歴史を「年号の暗記」ではなく「ドラマチックな物語」として聞かせてもらうと、子どもの知的好奇心が掻き立てられます。
自分との関わりを感じた時
「自分の住んでいる町の歴史」や「家族のルーツ」を知ると、自分ごととして歴史を捉えやすくなります。

子どもが歴史好きになるメリットとは?
歴史を学ぶことで身につくスキルは多岐にわたります。歴史を学ぶメリットを具体的にご紹介します。
学力全般に役立つ
歴史は国語・社会だけでなく、地理や理科とも関連しています。
物語を読む力や年表を整理する力が、読解力・記憶力の向上にも繋がります。
判断力と問題解決能力が育成される
歴史上の人物の過去の失敗や成功から教訓を得ることで、解決策を見出す力を身につけることができます。
現代の複雑な問題を整理することに役立つと考えられます。
異なる価値観や社会構造の理解につながる
昔の人々の暮らしや価値観に触れることは、自分とは異なる価値観や考えを受け入れることにつながり、他者への共感や思いやりを育むことにつながります。
また、異なる時代や地域の社会、文化、経済の成り立ちを学ぶことで、今の社会を相対的に捉えられるようになります。
その結果、現在の社会構造や仕組みをより深く理解することにつながります。
文化・アイデンティティへの理解につながる
自分たちの文化やアイデンティティのルーツを知ることで、日本や地域への理解を深めることにつながり、日本文化を好きになるきっかけにもなります。
自己成長への示唆になる
歴史上の偉人たちの生き方や行動からは、自分の生き方や成長につながるヒントを得ることができます。

子どもに歴史に興味を持たせるのに最適な年齢とは?おすすめの本もご紹介
子どもを歴史に興味を持たせるのに最適な年齢は、小学校中学年の3・4年生と言われています。
その理由と、おすすめの本についてご紹介します。
子どもに歴史に興味を持たせるのに3・4年生が最適と言われる理由
子どもの発達の特性として考えたときに、歴史を学ばせるのは、「9歳の壁」を超えてからが望ましいと考えられています。
「9歳の壁」とは、発達の壁であり、9歳以降にならないと物事をある程度対象化して認識することができないと考えられています。
9歳以降になって初めて自分のことを客観的にとらえられるようになり、対象との間に距離を置いた分析ができるようになると言われているのです。
重要なのは、「物事をある程度対象化して認識することができるようになる」という点です。「自分と他人の違いが分かるようになる」ということだからです。
歴史上の偉人に興味を持ったり、身近に感じて歴史を楽しいと思えるようになるには、この「自分と他人の違い」が分かるようになってからが望ましいと考えられます。
ただ、子どもの発達は個人差がありますので、お子さんの様子を見て好奇心がありそうなら小学校低学年から歴史の本に触れてもらうのも良いと思います。
子どもが歴史を好きになる!おすすめの本/ゲームをご紹介
小学校の学習指導要領で指定されている42人を中心に、小中学校の教科書に出てくる重要人物を網羅しています。
第一次世界大戦から平成の終わりまでを全3巻で読むことができます。
卑弥呼(弥生時代)〜与謝野晶子(明治時代)まで学習指導要領に則った重要な歴史人物を学ぶことができます。
日本の戦国時代を舞台に、プレイヤーが戦国大名の1人となって天下統一を目指す歴史シミュレーションゲームです。

親子で歴史を好きになるコツとは?大河ドラマ鑑賞を例にご紹介
親が歴史を好きになってほしい、と思ってもなかなか子どもが興味を持ってくれないというご家庭もあるでしょう。
ここでは、家族で大河ドラマ鑑賞をすることを例に、親子で歴史を好きになるためのちょっとしたコツをご紹介します。
親子で歴史を好きになるために、大河ドラマがおすすめの理由とは?
毎週日曜日に放送される大河ドラマでは、日本の歴史上の人物の半生や一生を1年かけて丁寧に描いたものが放送されます。
歴史的な出来事に忠実に基づきながらも魅力的なキャラクターやオリジナリティのある脚本で、ドラマチックな物語と歴史の学びを提供してくれます。
日曜日の20時からなので一家団欒しながら観やすい時間帯なのも良いところです。
大河ドラマの放映中は、関連の企画展や美術展が各地で開催されます。家族で催しに参加することでお子さんの歴史への理解も一気に深まります。
ちなみに現在放映中の「べらぼう」は江戸時代のエンタメを牽引した蔦屋重三郎が主人公ですが、脚本家の森下佳子さんの丁寧に登場人物の心情を描く脚本には心が揺さぶられます。
ドラマを観ながら親が疑問を口に出してみましょう
ドラマを一緒に観ている時に「この時代の人たちは何を食べていたのかな?」とか「髪型や服装の違いには何か意味があるのかな?」なんて、何気なくつぶやいてみましょう。
それを聞いた子どもは「どうしてなんだろう?」と一緒に疑問を持ってくれます。
一緒に調べてみよう、と考えるきっかけができます。
「もしも」と仮定してみましょう
お子さんが歴史に興味が出てきたら、「もしも」について考えてみましょう。
「もし、坂本龍馬が生きていたらその後どうなっただろう」、「もしも関ヶ原の戦いで石田三成が徳川家康に勝っていたらどうなっただろう?」このような疑問を持つことで、物事を俯瞰して見る習慣ができます。
また、先を見通す力を養うことにもなります。

歴史の学びを通して親子の絆を深めましょう
歴史好きになる第一歩は、親子で「一緒に楽しむ」ことです。
テレビや本、旅行など身近な体験から“わくわく”を共有すれば学ぶことが自然と好きになっていきます。
小さな興味を見逃さず、日常の中で楽しく学びの芽を育てていきましょう。

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最後までご覧いただきありがとうございました。
作:未貴
【ライタープロフィール】未貴 miki:保険会社とベンチャーキャピタルに勤めた後、配偶者の転勤でイスラエルでの生活を3年半経験。イスラエルと日本の教育の違いに深い関心を持ち、日本の教育現場に携わるようになる。UrSTUDXでマーケティング兼ライターと先生の窓口を担当。