こんにちは。ユアスタのマーケティング兼ライターの未貴です。
就職活動や転職の際の自己PRで「気配り」を強みとして伝えたいけれど、どのようにアピールすれば企業に伝わるのか悩む方も多いのではないでしょうか。
「気配り」はどんな職場でも求められる大切なスキルの1つですが、「気がつく」など抽象的な表現だけでは採用担当者に印象を与えにくいものです。
この記事では、「気配り」を効果的に自己PRに取り入れるコツや、評価されやすい伝え方、そして実際に使える例文をご紹介します。
自分らしいエピソードを交えて、気配り力をしっかりアピールできる自己PRを作りましょう。

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「気配り」ができる人とは?社会で求められる理由とは?
社会で「気配り」ができる人が求められる理由を3つのポイントに絞ってご紹介します。
チームワークを円滑にしてくれるから
社会では、個人の成果だけではなくチームで協力して成果を出すことが求められます。
相手を観察して状況を把握し、負担を減らす行動ができる人は、チームの雰囲気を良くし士気を上げることができます。結果的にチーム全体のパフォーマンスを高めることにつながります。
信頼関係を築けるから
気配りができる人は、相手を思いやる言動や行動ができます。「この人なら安心して任せられる」という信頼関係が築けることで、取引先や上司、同僚との仕事の成果に直結します。
課題やトラブルに早めに対応ができるから
気配りができる人は、周囲の変化に早く気づく事ができます。
そのため、問題が大きくなる前に対処することができます。資料の確認やスケジュール調整など、細かな気配りがミス防止に繋がり、結果として組織の信頼や品質を守ることに繋がります。

「気配り上手」の人に共通する3つの特徴とは?
気配り上手の人に共通する3つの特徴についてご紹介します。
先回りして行動ができる
気づいたことをすぐに行動に移せる力があります。
手助けや声かけ、準備のサポートなど、思いやりを行動で具体的に示すことができます。
コミュニケーションが丁寧で謙虚
報告・連絡・相談をしっかり行い、相手に安心感や信頼感を与えることができます。
また、周りの人への感謝の気持ちを大切にしていて、上司や同僚や後輩、どのような立場の人に対しても謙虚な言葉遣いや態度を崩さずコミュニケーションで配慮ができます。
周囲の状況を俯瞰して見られる
自分だけでなく、チーム全体やプロジェクトの進行状況を把握して行動することができます。
全体像を把握することで問題点や可能性を見逃さずに済むことができます。
「気配り」が評価されやすい業界・業種
気配りが評価されやすい業界・業種は、人との関わりやチームワークが重視される仕事に多いのが特徴です。
サービス業(接客・販売・観光など)
お客様の気持ちをくみ取り、求められる前に行動する力が求められる業界です。
例えば、ホテル・航空・飲食・アパレルなどでは「お客様の立場で考える気配り」がサービスの質に直結します。
事務・サポート業務(一般職・秘書・営業事務など)
上司やチームの動きをサポートするため、先回りして準備や調整ができる人が重宝されます。資料作成やスケジュール管理等での細やかな配慮が信頼に繋がります。
営業職・コンサルティング業界
お客様との関係構築が鍵になる仕事です。相手の要望をくみ取る「聞く力」や「気づく力」が重要です。
小さな配慮がお客様の案件のリピートにつながるため、気配りが成果に直結します。
教育・福祉・医療業界
人の成長や生活を支える仕事では、相手の気持ちに寄り添う姿勢が欠かせません。
相手を観察し、必要なサポートを判断できる気配りが信頼や安心感を生みます。
チームワークが必須の職場(IT・クリエイティブ業界など)
プロジェクト単位で動く業界では、メンバー同士の連携や配慮が成果に直結します。
自分の仕事だけではなく、チーム全体を意識して行動できる人が重宝されます。

強みに「気配り」を選ぶ就活生は多い!差をつける工夫とは?
自己PRの強みで「気配り」をアピールする学生は多くいます。
ここでは他の学生と差をつけて、面接官の印象に残るためにできる工夫をご紹介します。
エピソード付きの自己PRを用いること
自己PRにはエピソードがついていると人物像がイメージしやすくなります。
また、独自性も出て、入社後の再現性も伝わるため、必ず入れるようにしましょう。
言い換え表現を使うこと
自己PRで、自分の伝えたいエピソードが具体的に伝わるように適切な言い換え表現を考えてみてみましょう。
ここでは言い換え表現をご紹介します。
・周りを見て行動ができる
・協調性がある
・傾聴力がある
・場の雰囲気をくみ取れる
・ものごとを俯瞰して見ることができる
・相手の立場になって考え、行動することができる
・周囲の状況を把握して臨機応変に対応できる
・円滑なコミュニケーションが取れる
・統率力に長けている
・細かな確認を怠らない
・場を仕切るのが得意
・適切な場面でサポートができる
論理的にエピソードを語るPREP法を使うこと
エピソード付きの自己PRを作成する際に、分かりやすく説得力のある話し方をするためのフレームワークをご紹介します。下記の順番で自己PRを組み立ててみましょう。
①Point(結論・主張)
例:私の強みは周りの人と円滑なコミュニケーションが取れることです
②Reason(理由)
例:なぜなら、私は人をよく観察するようにしているため、その人が何を欲しているのか、何に困っているのか気づき声をかけることができるからです。
③Example(具体例)
例:カフェのアルバイトでは、忙しい時間帯でもスタッフ同士の声かけや連携を意識し、スムーズに業務を進める工夫をしました。
その結果、チーム全体の雰囲気が良くなり、店長からも「働きやすくなった」と評価をいただきました。
④Point(まとめ)
例:この経験を通して、相手を思いやるコミュニケーションが取れるようになりました。御社でも円滑なコミュニケーションを心がけてチーム全体のパフォーマンスが上がるよう努力します。

強みが「気配り」の自己PR例文7選
言い換え表現を用いた強みが「気配り」の自己PR例文をご紹介します。
ゼミ経験×周りを見て行動できる気配り力
私の強みは、周りを見て行動できる気配り力です。
ゼミでは、グループ研究の進行役を務める中で、発言が少ないメンバーがいると感じたため、意見を聞きやすいようにテーマを細分化したり、順番を決めて話す工夫をしました。
その結果、全員が積極的に意見を出せるようになり、発表内容の質も高まりました。
相手の状況を観察し、必要なサポートを考えて行動する力は御社に入社後にチームで成果を出すうえで活かせると考えています。
インターン経験×適切な場面でサポートできる気配り力
私の強みは、適切な場面でサポートできる気配り力です。
インターン先ではチームで企画書を作成する際に、作業が遅れているメンバーがいました。
そこで、状況を見て補助資料を作成したり、進行スケジュールを整理するなど先回りしてサポートしました。
その結果、チーム全体で期限内に質の高い企画書を完成させることができました。
この経験で培った「周囲を見て必要な行動を取る力」を御社でも活かし、チームの円滑な業務遂行に貢献していきたいと考えています。
アルバイト経験×場を仕切るのが得意な気配り力
私の強みは、場を仕切りながら周囲をサポートできる気配り力です。
カフェのアルバイトでは、混雑時のオーダーや配膳が重なり、スタッフ間で混乱が生じることがありました。
そこで私は、スタッフの動きを観察しながら役割を分担し、声かけのタイミングを調整することでスムーズに業務を進められるようにしました。
その結果忙しい時間帯でもお客様を待たせることなく、チーム全体の効率が向上しました。
この「状況を見て適切に指示・サポートする力」を御社でも活かし、チームの成果向上に貢献したいと考えています。
ボランティア経験×ものごとを俯瞰して見ることができる
私の強みはものごとを俯瞰して状況を把握し、周囲に適切に配慮できる気配り力です。
地域のイベントでボランティアした際に、準備や運営の作業が複数同時進行していたため混乱が起きやすい状況でした。
そこで、私は作業の全体進行を俯瞰し、スタッフの手が空いているタイミングでサポートを振り分けたり、注意が必要な箇所を先回りして声かけしたりしました。
その結果、イベントをスムーズに運営することができ、参加者からも好評をいただきました。
この経験で培った「全体を見渡し、状況に応じて行動する力」を御社でも活かし、チームの円滑な運営や成果向上に貢献したいと考えています。
ゼミ経験×相手の立場になって考え行動することができる
私の強みは、相手の立場になって考え行動できる気配り力です。
商学部のゼミでグループ研究を行う際、意見を出しづらいメンバーがいたため、その人の視点に立って質問を投げかけたり、発表内容を整理して共有したりしました。
その結果、全員が意見を出しやすい雰囲気が生まれ、研究の完成度も向上しました。
この経験で培った「相手の立場を考え、状況に応じて行動する力」を御社でも活かし、チームの成果向上に貢献したいと考えています。
アルバイト経験×統率力に長けている
私の強みは、気配りを活かして周囲をまとめる統率力があることです。
カフェのアルバイトでは、比較的落ち着いた時間が多かったため、スタッフ間の連携が緩みがちでした。
私は接客マナーや清掃の手順を共有し、全員が同じ意識で動けるよう声をかけ合う仕組みを提案しました。
その結果、店内も清潔に保たれ、店長からも「メンバーの雰囲気が明るくなった」と評価をいただきました。この経験で培った「穏やかな環境でも周囲をまとめる力」を、御社でもチームの生産性向上に活かしていきたいと考えています。
部活経験×周囲の状況を把握して臨機応変に対応できる
私の強みは、気配りを活かして周囲の状況を把握し、臨機応変に行動できることです。
大学ではテニスサークルの運営を担当し、練習や大会の進行をサポートしていました。
急な雨やメンバーの欠席など、予定通りに進まない場面でも、すぐに代替案を考え練習内容や試合順を調整することで全員がスムーズに活動できるよう務めました。
その結果チーム全体の雰囲気が良くなり、メンバーから「頼りになる」と言われることが増えました。
この経験で培った柔軟な対応力と周囲を見る力を活かし、御社でも状況に応じて最適な判断・行動ができる社会人を目指します。

自分らしいエピソードを交えて「気配り力」をアピールしましょう
「気配り」は相手を思いやりながら行動できる、社会で最も信頼される力の一つです。
就職活動では、自分の気配りが周囲にどのように良い影響を与えたのかを具体的に伝えることが大切です。
あなたらしい「気配り」のエピソードを自身を持って言葉にして伝えていきましょう。
真摯に話すことで企業にはあなたの魅力が届きます。

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最後までご覧いただきありがとうございました。
作:未貴
【ライタープロフィール】未貴 miki:保険会社とベンチャーキャピタルに勤めた後、配偶者の転勤でイスラエルでの生活を3年半経験。イスラエルと日本の教育の違いに深い関心を持ち、日本の教育現場に携わるようになる。UrSTUDXでマーケティング兼ライターと先生の窓口を担当。

