こんにちは。ユアスタのマーケティング兼ライターの未貴です。
どんな先生がどんな思いでどんな授業をしているのか、みなさんにお届けする”先生インタビューマガジン”。
第24回目は、20万部超のベストセラー『計算力を強くする』の著者で、人気ドラマ”ドラゴン桜”の『ドラゴン桜公式副読本16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~』にて、
数学をご担当された鍵本 聡(かぎもと さとし)先生のご紹介です。
オンライン教育プラットフォームUrSTUDX(ユアスタディクス:通称ユアスタ)は
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プロフィール
鍵本 聡(かぎもと さとし)先生
鍵ちゃん先生です。計算力を強くしましょう!
計算力は数学の基本。計算力がないと、いくら数学の勉強をしてもなかなか問題が解けません。
どんな勉強でもそうですが、「暗記力」と「思考力」の両方を強くすると、計算力は格段に上がります。計算が苦手な人の多くは「思考力」だけで計算をしていることが多いのです。
計算を速く正確にこなしていくとっておきのコツを、わたくし鍵ちゃんが伝授します!
経歴:京都大学理学部卒、奈良先端大(情報科学研究科)博士前期課程修了、工学修士。関西学院大、大阪芸術大(ともに情報系科目)、コリア国際学園(数学科)非常勤講師。ローランド株式会社にて電子楽器開発、聖隷学園高校(現聖隷クリストファー高校)にて数学科教諭、河合塾西日本地区数学科講師などを経て、2000年春に大学進学専門「がくえん理数進学教室」を設立、高校生を中心に小学生から大学生までさまざまな学生を指導する。
代表的な著書一覧 (クリックをするとAmazonのページになります)
ユアスタ先生紹介より
『計算力』とは何か。
本日はありがとうございます。
ユアスタにて、鍵ちゃん先生の著書『計算力を強くする』の講座を開講してくださっていますね。
本には、驚くような内容が書かれているのですか。
驚く、というのは知らなかったからそういう反応になるのだと思いますが、そうなのかもしれないですね。
本の核は”計算力とは何か”ということなんです。
計算力とは何かというと、2つの力の融合です。①暗記力と②計算視力。
まず大事なことは①暗記力ですね。
暗記力の鍛え方『数字のキャラクターを知る』
皆さん小学生の時に掛け算を9まで覚えたと思いますが、あれが暗記ですね。
計算力を上げたければ、暗記している計算量を増やせばいい。
よく出る12の段までは覚えると計算が速くなりますよ。問題って、しょっちゅう出てくる計算があるんですよ。良く出る数字と出ない数字がある。
それは、問題を膨大に解いたからこそ分かることですね。
それもあるかもしれないですね。
数学が出来る人はどういう人かというと、数字が好きな人ですよ。
52と聞いて13×4と思い浮かべる人と、単なる52で頭から抜けていく人とだと違いますよね。数字を聞いて、数字のキャラクターが分かる人はやっぱり計算が速いです。
例えば36はいろんな数でできていますね。6×6でもあるし、2×2×3×3でもある。
そういう数は仲の良い友達がいっぱいいるのに比べて、素数の47や23はポツンとひとりぼっち。友達いないな〜という印象があります。
計算力を速くするうえで大事なことは、まず数字を楽しむこと、仲良くなること。数字は一生ものだから、仲良くなった方がいいんです。
面白いですね。
例えば、幼少期に遊んでいた知育玩具の影響で、数字にそれぞれ色の印象を持っている人もいますよね。
2は黄色、5は赤、とか。そういったのも良いんですか。
Good Jobです!
数字のキャラクターを覚えたり、好きになるためには、トランプゲームも良いですよ。スピードとか、ブラックジャックとか。
計算視力の鍛え方『先読みする力を養う』
計算力を強くするために、そろばんを習う方もいますが、そろばんってどう思います?
計算力を強くするのに”うってつけ”なのではないですか。
そうですよね。ただ、そろばんの先生の中には、そろばんを強くするために余計なことを考えさせない先生もいるんですよ。
問題を見て、すぐ計算を始めるのは違うということを知ってほしいです。
例えば、12×0.35だとすぐに答えられないと思いますが、12×0.25だと3ってすぐ答えが出ますよね。だって、1/4だから。
すぐ計算してるから、問題を解くのが遅くなるんです。
このように、数学が苦手な人の多くが先読みをしていないんです。
なるほど。問題を見た時に瞬時に先読みをする力=計算視力、ということですね。
鍛えるにはどうすれば良いですか。
瞬時に先読みする力を鍛えたかったら、将棋・チェス・囲碁などのボードゲームがオススメです。
三手、五手、先まで読まないと勝てないですからね。私は将棋・チェスを小学生の時からやっていましたよ。
スポーツも良いですよね。
アメリカンフットボールの陣取り合戦や、野球の1打席、1打席、先読みをした判断が必要になってくるところは、数学と直結しています。
まさに文武両道ですね。
はい。あと、音楽も良いですよね。計算ってリズムもあるんですよね。
リズム感も必要になってくる。
お子様を数学に強い人に育てたければ、音楽やスポーツと同じくらい計算は楽しいものだ、ということを植え付けることも大事です。
数学は、人生で楽をするための科目
計算力が強くなることで、人生に役立つことはズバリなんだと思いますか。
数学は人生で楽をするための科目なんですよ。
学ぶことで人生のショートカットが思いつくんです。
仕事をする時に、ややこしいことをする人っていっぱいいるじゃないですか。
物事を1番ショートカットするためにはどうすれば良いのか、ということを追求するのが算数や数学なんです。
数学ができる人が仕事で重宝されるのは、そういうことなんです。
100時間で終わる仕事を、300時間かけてやっている人もいますよね。世の中には無駄なことっていっぱいあるんです。
分かります。なんだ、こんな方法があったのか!と後から気づいてガッカリすることがあります。笑
そうそう、それを追求するのが算数や数学です。たまたまそれを数字でやっているだけのこと。結局は、楽をするためにやる科目なんです。
国語や英語、社会は覚えれば覚えるだけ点数が伸びる科目ですが、数学は楽をしたいと思えば思うほど点が伸びる科目。
私は、数学だけできる人には『よっぽど楽が好きなんやな。』と言っています。笑
鍵ちゃん先生の夢
鍵ちゃん先生の夢を教えていただけますか。
私自身、対面型の塾を経営していますがユアスタのようなオンラインっていいな〜って思います。
ユアスタに、沢山の人が集まってほしいです。
全国・世界中から授業を受けてもらいたいです。これから、みなさんと一緒に楽しく勉強したいと思っていますので、よろしくお願いします。
鍵ちゃん先生のクラス
鍵ちゃん先生のクラスを受講されると、こちらでは紹介しきれなかったことが学べます。ぜひ、受講してみてくださいね。(画像をクリックして詳細をご覧ください)
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
作:未貴
【ライタープロフィール】未貴 miki:保険会社とベンチャーキャピタルに勤めた後、配偶者の転勤でイスラエルでの生活を3年半経験。イスラエルと日本の教育の違いに深い関心を持ち、日本の教育現場に携わるようになる。UrSTUDXではマーケティング兼ライターと先生の窓口を担当。