こんにちは。ユアスタのマーケティング兼ライターの未貴です。
ご自身の学歴が子どもの受験する小学校の合否に影響を与えるのではないかと心配する声をよく聞きます。
中学・高校受験等と比較しても、保護者の関わりが多いため不安になる気持ちもよく分かります。
今回は、私立・国立・都立小学校受験に親の学歴は影響するのかということと、小学校側が親のどのような部分を見ているのかについてご紹介します。

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私立・国立・都立小学校受験に親の学歴が場合によっては影響する?その理由とは?
私立・国立・都立小学校受験に親の学歴は影響するのか、については正直なところほとんど関係がありません。
合格はお子さんの実力がその小学校の合格のボーダーラインを超えていることが第一条件だからです。
親御さんの最終学歴が高校卒業でもお子さんが有名私立・国立・都立小学校に合格しているご家庭は多くあります。
しかし、親御さんの学歴が影響を与える場合も一部あります。そちらについてご紹介します。
親の学歴が影響する場合
伝統校と言われる小学校は、親御さんのどちらかがその小学校や幼稚園の出身者の場合、合否に有利に働く可能性があります。
なぜ伝統校では親の学歴が影響するのか
伝統校と言われる私立小学校は、創立から長くその小学校の校風や思想を継承してきました。
今後も継承していくためには、既に校風や思想を理解しているご家庭に入学してもらうことは安心だし理にかなっているのです。
そのため、伝統校では親御さんの学歴が影響する場合もあるのです。
しかし、どんなに親御さんの出身校だったとしても、お子さんの実力が小学校の合格のボーダーラインを超えていないと合格を手にすることはできませんので、親御さんの学歴だけでは判断できない、とも言えます。

私立・国立・都立小学校受験で子どもの実力が最重要視される理由とは?
私立・国立・都立小学校受験で子どもの実力が最も重要視される理由は大きく2つあると考えられます。
学校の教育方針に合う子ども選びたいから
各校には明確な教育方針があります。
例えば「探究心」を掲げている小学校では、試験問題に身近な自然や生き物に関連した問題が多く出題されます。
受験では、小学校の教育方針に合った子かどうか試験を通して判断されるのです。
入学後に無理なく学べるかを見るため
受験で一定の基礎学力や社会性が求められるのは、入学後の授業や生活に無理なくついてこられるかを確認するためです。
実力が不足していると、入学後にお子さん自身が辛くなり、学校生活が不安定になるリスクがあります。
お子さんの実力が最重要視されるのは、「入学後ものびのびと成長できるか」を見極めるためです。志望する小学校に合わせて試験対策をきちんと行いましょう。

私立・国立・都立小学校受験で親の学歴によって学校側が持つ印象とは?
親御さんの学歴によって、学校側が持つ印象には一定の傾向があることは否めません。
ここでは親御さんの学歴によって学校側が持つ印象をご紹介します。
最終学歴が大学以上や高学歴の場合
教育に対する理解や関心が高そう
学校側は教育理念や方針に共感し、家庭での学びを支えてくれると期待します。
学校とのコミュニケーションがスムーズにできそう
願書や面接での表現力・論理性に長けている場合にはそのように感じてもらえます。
主体的に参加してくれそう
私立・国立・都立小学校の中には親御さんの協力姿勢がかなり必要とされる学校もあります。
最終学歴が中卒や高卒などの場合
教育への熱意や方針を丁寧に伝えられれば全く不利にならない
学校側は「学歴」よりも「教育に対する姿勢」を重視しています。誠実で実直な思いが伝われば、好印象を与えることも十分に可能です。
書類や面接で伝える力が弱いと意図が誤解されることもある
願書の書き方や面接での表現が曖昧だと「家庭の教育意識が低いのでは」と受け取られてしまうリスクがあります。
学校が本当に見ているのは親御さんの学歴ではなく、家庭がお子さんにどう向き合っているか、学校と協力して教育を進められる姿勢があるか、なのです。

私立・国立・都立小学校受験の願書に親の学歴は書いた方がいい?
この頃の願書には「親の学歴」を書く欄がなく基本的には自由記述となっています。
多くの願書には「家族欄」があるので、そちらに親御さんの大まかな学歴や勤務先を記入するようにしましょう。
書くことを強制されているわけではないのですが、学校側が知りたいのではないだろうか、と思う情報を記載している方が丁寧な印象を持たれます。
親御さんの学歴をただ記入するのではなく、その学校で学んだことがお子さんの教育方針にどのように影響したのかが分かるとより印象に残ると思います。
前述した通り、親御さんの学歴がお子さんの合否に影響することはほとんどありません。
しかし、親御さんの出身校はその家庭の教育方針や家庭環境を推測する一つの判断材料になり得ます。
書きたくないものを無理に記入する必要はありませんが、そうではない場合は記入をしておくと無難です。

私立・国立・都立小学校受験の合否に親の学歴はほとんど影響しない
今までご紹介した通り、親御さんの学歴はお子さんの志望校の合否にはほとんど影響しません。
その理由について纏めました。
評価の中心はあくまでお子さんだから
小学校側は「お子さんが入学後ものびのび成長できるか」を見極めたくて試験を実施しています。
お子さんの姿が最大の評価対象なのです。
学校側は親御さんの学歴より教育姿勢や教育方針を知りたいから
小学校側が親御さんから得たい情報は、両親が日常的にどのようにお子さんと接しているか、どのような教育方針を持っているのかといった部分です。何故かというと小学校との価値観の一致を確かめたいと思っているからです。
願書や面接からそのことが伝わるように今までの親御さんの経歴や経験を交えて伝えられると良いでしょう。
ただし一部では親の学歴が影響することがある
歴史の長い伝統校では、親御さんのどちらかが付属の幼稚園や小学校の卒業生の場合は、合否に有利に働く可能性があります。
それは伝統校として校風や思想を継承していく使命があり、理解のある卒業生のお子さんが入学してくれることは理にかなっているからです。
ここまでご覧いただきいかがでしたか。
学歴に自信のないご家庭も教育に対する思いをしっかりと学校側に伝えることができれば全く問題ありません。

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最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
作:未貴
【ライタープロフィール】未貴 miki:保険会社とベンチャーキャピタルに勤めた後、配偶者の転勤でイスラエルでの生活を3年半経験。イスラエルと日本の教育の違いに深い関心を持ち、日本の教育現場に携わるようになる。UrSTUDXでマーケティング兼ライターと先生の窓口を担当。