こんにちは。ユアスタのマーケティング兼ライターの未貴です。
小学校受験の考査の1つとして取り入れられている『絵画試験』ですが、近年重要視している学校が増えてきました。
しかし、絵を描こうとすると手が止まってしまうお子さんもいて、親御さんもどうすれば良いか困っているというお話しも聞きます。
今回は、絵画に苦手意識を持つお子さんに、お父さん・お母さんができる対処法をご紹介します。
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小学校受験の絵画試験で見られている4つのこと
絵画の試験で学校側が見ているのは、お子さんの想像力・創造力・巧緻性・常識です。
①想像力・・・与えられたテーマにあったものが描けているか
②創造力・・・自分で考えたものを表現できているか
③巧緻性・・・見てすぐ分かるものが描けているか、丁寧に絵が描けているか、丁寧に色が塗れているか
④常識・・・・例えば髪の色や瞳の色や登場する動物が、実在するもので描けているか
絵画が苦手なお子さんにお父さん・お母さんができる声がけとは?
画用紙を前に手が止まってしまうお子さんには、『好きな絵を描こう。』という一言は逆効果になってしまいます。
また、『お母さん(お父さん)は絵が苦手なんだよね。』という言葉も言わないようにしましょう。
お子さんは絵が得意でないと描いてはいけないんだ、と認識してしまうからです。
それではお子さんへの声かけについて、悪い例から良い例へ変換したものをご紹介します。
①(×)なんでも好きなものを描いてみよう→(○)今日は暑いからスイカが食べたくなるね、一緒にスイカを描いてみよう
★抽象的な言い方はやめましょう。連想しながら描くものを増やしていきましょう。
②(△)一緒に絵を描いてみよう→(○)誰が一番上手に描けるか競争してみよう
★お子さんがゲーム感覚で絵を描いて楽しめるよう工夫してみましょう。
③(×)…描き終わった絵を見て…ここ、もっとこうした方がいいんじゃない?→(○)…描き終わった絵を見て…(○)ここはどうしてこうしたの?お母さんここ面白くて好きだな
★絵に慣れてくるまでは肯定的な発言を繰り返しましょう
お子さんが描いている絵を見ると、つい口を出したくなってしまう気持ちも分かりますが、お子さんが否定されたと思ってしまうと絵を描くのに抵抗が出てきてしまいます。
もし、ここはもっとこうした方が良い、というのを伝えたい時は、隣で同じテーマの絵を描いてあげて『お母さん(お父さん)はこんなところを工夫したよ。』ともっと良くなるポイントを教えてあげましょう。
お子さんも真似をすることで、どんどん上達します。
テーマに合わせた絵を描く前に運筆しよう
画用紙を前に手が止まってしまうお子さんの中には、絵を描く以前にクレヨンを上手く扱えないことが多くあります。
小学校受験前の年齢のお子さんは、まだ成長段階で手首が硬いので、滑らかにクレヨンを扱えないのは当たり前です。
薄く塗ること、濃く塗ること、お父さんやお母さんが目の前でお手本を見せて、コツを教えてあげて下さい。
始めの頃は、お子さんがクレヨンを持った手に手を重ねて一緒に作業してあげましょう。
線を真っ直ぐ描くこと、丸を描くことや三角を描くことが身に付いてくると、絵のレベルは格段にアップします。
まずは運筆のトレーニングからしましょう。
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最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
作:未貴
【ライタープロフィール】未貴 miki:保険会社とベンチャーキャピタルに勤めた後、配偶者の転勤でイスラエルでの生活を3年半経験。イスラエルと日本の教育の違いに深い関心を持ち、日本の教育現場に携わるようになる。UrSTUDXでマーケティング兼ライターと先生の窓口を担当。