『イスラエル人から学ぶ、幸せに生きるための時間の使い方3選』ユアスタのマーケティング兼ライター/未貴がイスラエル生活をレポート。

こんにちは!ユアスタのマーケティング兼ライターの未貴です。


関東地方は桜が見頃ですね。

イスラエルでは一足早く2月末に、桜にそっくりなアーモンドの木の花が咲き乱れ、春を感じていました。

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アーモンド並木と。

突然ですが、イスラエルは国連期間が発表する幸福度ランキングでTOP10に入る幸福度の高い国であることをご存知ですか。(2022年度調査でイスラエルは9位、日本は54位。)

今回はイスラエルでの3年間の生活を通して、私なりに今後の人生に活かしていきたいと考えている『イスラエル人から学ぶ、幸せに生きるための時間の使い方3選』をシェアしたいと思います。

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エルサレムの嘆きの壁にて。


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あらかじめ休む日を決める。

労働を一切しない安息日。

イスラエルはユダヤ教徒が約7割の国のため、安息日(シャバット)が設けられていて、金曜日の日没から土曜日の日没にかけてしっかり休息をとる習慣があります。

安息日は”労働を一切してはいけない日”のため、正統派(戒律を厳格に守る人々)
は電気のスイッチを入れることも、火をつけることも許されません。


シャバットエレベーターといって、スイッチを押す必要が無いように、安息日のみ各階で停まるエレベーターがあるほどです。

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ヨルダン側から昇る朝日。

日本とは休み方の本気度が異なることに驚きました。

世俗派の多い商都テルアビブにおいても、まず金曜日の朝から電車は走らなくなり、夕方から車通りは激減します。

そして多くのレストランやショッピングモールが閉まるため、本当にすることが無くなります。笑

しかし、イスラエルの人々は家族や親戚と集まって過ごしたり、静かに読書をしたりする時間にあてるのです。

あらかじめ、”休む日”を決めておくことは心と体をリセットし、健康に保つために必要なことだと気付きました。

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安息日はゆっくり地中海へ。

ディスカッションの時間を大切にする。

安息日に家族と集まる習慣は、ディスカッションが好きな国民性を作り出したと言われています。


幼い頃から、毎週のように親や親戚が食卓を囲んで会話をしている姿を見ていた子どもたちは、自然とディスカッション好きに育つのだそうです。

そのこともあって、イスラエル人は政治への関心がとても高く、先週の司法制度改革の反対デモには、約60万人もの人が参加していました。(国民の約16人に1人。)


空港の発着便にまで影響が出るほどでしたし、従業員総出でデモに参加するためレストランやカフェも閉店していてカルチャーショックを受けました。


国民が政治を変えらえると信じて行動するエネルギッシュな姿には、圧倒されました。


ディスカッションをすることは人生を主体的に生きることであり、幸福度の高さにつながるヒントのように感じました。

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テルアビブのHa Shalom駅付近にて。

準備はそこそこで、行動にうつす。

イスラエルの街中を歩いていると、工事中のまま開店している小売店、エントランスが完成する前から人が住み始めているアパートメントなんかをよく見かけます。


準備万端になる前に行動するところがせっかちなイスラエル人らしいな、と思う反面、それはとても合理的なことだと気付きます。

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イスラエルの商都、テルアビブはどこもかしこも工事中。

例えば日常生活で、『英語が話せるようになったらアメリカに留学したい。』と考えていても、英語の勉強が進まなければ留学の夢は叶いませんが、準備もそこそこに留学することで、学習への違ったモチベーションが生まれるかもしれません。


それは、行動してみなければ知らなかった世界です。


英語の勉強が進まず、夢に掲げている留学をできないでいるよりは、よっぽどHappyです。

“準備はそこそこに考えながら行動する”そんな国民性は、世界一の起業大国(1人あたりのベンチャーキャピタル資金獲得額が世界1位)を生み出すことに繋がっている、とも言われているのです。

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イスラエルの第3の都市、Haifaにて。

最後に

『イスラエル人から学ぶ、幸せに生きるための時間の使い方3選』いかがでしたでしょうか。

イスラエルは他にも、出生率が2.9人(2022年度)であったり、男女ともに兵役があったり、日本とは異なる点が多くあるので、またレポートさせていただきたいと思います。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

作:未貴


【ライタープロフィール】未貴 miki:保険会社とベンチャーキャピタルに勤めた後、配偶者の転勤でイスラエルでの生活を3年半経験。イスラエルと日本の教育の違いに深い関心を持ち、日本の教育現場に携わるようになる。UrSTUDXではマーケティング兼ライターと先生の窓口を担当。