こんにちは。ユアスタの広報兼ライターの未貴です。
日に日に秋が深まり朝夕はめっきり冷え込むようになりましたね。
今回は、小学校受験の絵画対策でパパママがこれから準備しておきたいことをご紹介いたします。
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小学校受験の『絵画』とは?
小学校受験ではペーパー試験や行動観察の試験の他に、絵画のテストを実施している小学校があります。
そこで今回は、絵画のテストの出題例や合格のポイント、絵画対策でパパママが自宅で準備できることをまとめました。
『絵画』の難関校の出題例
絵画が出題される学校
年によっても変わりますが、絵画がよく出題される代表的な学校としては「慶應義塾幼稚舎」「早稲田実業学校初等部」「青山学院初等部」「東洋英和女学院小学部」「筑波大学附属小学校」があげられます。
絵画テストの内容
絵画で出題される課題には、大きく分けて2つのタイプがあります
① 『思い出して描かせるもの』
具体的な例を挙げます。
【例】
「お休みの日に楽しかったことを思い出して絵を描きましょう」
「晩ごはんを食べている時の絵を描きましょう」
例題は、思い出や日々の過ごし方がテーマになっています。
家族の姿を描かせるテーマは、絵画テストで頻出される課題です。
② 『想像して描かせるもの』
具体的な例を挙げます。
【例】
「あなたがトラックの運転手になったら何を運びたいか描きましょう」
「物と物を合体させた『便利な物』を自分が使う絵を描きましょう」
例題は、実際に慶應義塾幼稚舎で出題されたもので、お子さんの想像力が問われるテーマになっています。
抽象的な物を描かせるテーマは、慶應義塾幼稚舎で頻出される課題です。
『絵画』を通して学校側が見ているポイントと注意点
『思い出して描かせるもの』の課題では、絵を通して普段のご家庭の様子を見たいと考えています。
食卓を囲んだり、公園で遊んだり、家族で過ごす楽しい時間を多く作りましょう。
とはいえ、共働きで忙しいご家庭もあるかと思うので、毎日ではなく休日だけでも大丈夫です。休日は沢山お子さんと会話をして過ごして下さい。お子さんの記憶には楽しかったことが残ります。
必ず、お子さんが家族全員を描くように注意しましょう。
『想像して描かせるもの』の課題では、発想力や想像力に加えて、描いている絵についてのプレゼン力も見られています。
生き生きと楽しんで取り組めているかどうかもポイントになります。
日頃からお子さんの発想力や想像力を掻き立てるような会話を心がけることが大切です。
テストの時間に先生方が「何の絵を描いてるんですか?」と聞きながらまわることがあるので、手を止めて受け答えができるように注意しましょう。
『絵画』で合格する描き方
コツや具体的な描き方
絵画は自由に楽しく描くことだけでは合格できません。見る人に内容が伝わる年相応の絵を描けることが重要になってきます。
しかし、お絵描きが苦手なお子さんでも大丈夫です。ピアノや体操と一緒で、基礎練習を経てコツを知ることで上達します。
それでは、家ではどのように練習をすれば良いのか具体的な練習方法をご紹介します。
クレヨンの使い方を学びましょう
(既に一定の絵を描ける場合はスキップして下さい)
絵に苦手意識を持っているお子さんは、例えば最初に人の目を黒色で描いた上から肌色を重ねてしまい、色が混ざって台無しになってしまうことがあります。
“肌色の上からなら目や口を描ける”というクレヨンの特性を学ぶことから始めてみましょう。
人物や動物の描き方を学びましょう
まず、自分の全身を描くことから練習します。
輪郭を丸く(○)上の方に描き、首と体と腕は四角(□)、手と足は丸(○)、洋服はズボンなら四角(□)スカートなら(△)など、描きやすいように基本的なことを教えましょう。
自身の絵が描けるようになったら、家族の絵が描けるように練習しましょう。
その後慣れてきたら、正面だけではなく横向きや後ろ向きの人物を描けるように練習しましょう。
動物の絵は、そこから応用して耳や尻尾、4本の足が見えるように描きましょう。
行動の描き方を学びましょう
絵を描くことに慣れてきたら、公園で遊んでいる姿など『行動』を描けるように練習しましょう。
具体的な例を挙げます。
【例】
・運動をしている絵を描きましょう(公園で/運動会で)
・夏休みに思い出に残ったことを描きましょう(海で/遊園地で)
『行動』の絵は、状況を正しく伝えるために背景を描けるようになっておく必要があります。
部屋の中にいるパターンや、外にいるパターンなど、様々なテーマで絵の練習をしてみましょう。
『絵画対策』でパパママがするべきこと
上達のコツは、お子さんに「絵を描くって楽しい!」と思ってもらうことです。
それには、ご家庭でのパパとママの声がけが重要になってきます。
大人はつい「もっとこうしてみたら?」と言いがちですが、否定せずに「この絵のどんなところを頑張ったの?」 「この車でどこに行きたい?」など、絵から連想させる声がけや「ママ、この部分が好きだな」などの声がけをすると、お子さんも自信がついてきます。
絵画は練習すればするだけ力がつくので、1日10分でも良いので絵を描く練習をしましょう。
パパとママは見守る姿勢と褒めることを繰り返し、お子さんの自己肯定感を育むことが大切です。
『絵画対策』でパパママが自宅で準備できること
絵画対策のできるお教室は探すと多くありますが、お教室に通う時間を確保することが難しい場合や、そこまで絵画に重点をおいていない小学校を目指しているというご家庭には、自宅学習用の本のみで学ぶことも選択肢に入るかと思います。
おすすめの本を3冊ご紹介します。
『小学校受験で合格するための絵の描き方 ―DVD付きだから絵が苦手なお母さんでも家庭で簡単に教えられる』
試験に備えようとしても自分自身が絵に自信がなくお子さまに教えられない、という方に手に取っていただきたい1冊です。
『1日10分で じんぶつが かけるほん(こども絵本)』
○△□の組み合わせで形をとらえて絵を描くことを学ぶことができます。まずは絵の基礎から、という方に手に取っていただきたい1冊です。
『ママと一緒に楽しくTry:お話の記憶と絵画(セブンシーズ小学校受験問題集)(IQ・EQシリーズ)』
思考力・想像力がアップする学習方法を学ぶことができます。お話の記憶と絵画対策に向けて実践的な内容を試したいという方に手に取っていただきたい1冊です。
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さて、一朝一夕では習得のできない『絵画』はお子さんが続けられる環境を整えて練習をすることが重要になってきます。
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最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
作:未貴
【ライタープロフィール】未貴 miki:保険会社とベンチャーキャピタルに勤めた後、配偶者の転勤でイスラエルでの生活を3年半経験。イスラエルと日本の教育の違いに深い関心を持ち、日本の教育現場に携わるようになる。UrSTUDXでは広報兼ライターと先生の窓口を担当。