国立小学校受験で合格するお子さんとは?受験で見られるポイントもご紹介

こんにちは。ユアスタのマーケティング兼ライターの未貴です。

国立小学校は受験者数も多く、抽選を導入している学校がほとんどです。

実力だけでは受からない国立小学校受験ですが、早めに対策するに越したことはありません。

今回は受かるお子さんの特徴や受験で見られるポイントをご紹介します。


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国立小学校に入学するメリット・デメリットとは?

ここでは、改めて国立小学校に入学するメリットとデメリットをご紹介します。

国立小学校に入学するメリット

・教科担任制を採っていることが多い

・先生の指導力が高い

・新しい授業方で学べる

・学費は公立同様無料

・勉強をする基本姿勢ができている子どもが通学する

・教育環境が整っている

国立小学校に入学するデメリット

・近所のお友だちが作りにくい

・通学に時間とお金がかかる

・兄弟姉妹が別の学校になることもある

・家庭での学習フォローが必要、塾代もかかる

・私立に比べると校舎が古い

・国立大学の教育学部の附属校なので、教員志望の学生の研修の場になる

・保護者が参加する行事が多い

国立小学校は公立や私立小学校と何が違うのか

新しい教育を研究し、公立小学校のお手本となることが国立小学校の目的です。

そのため、教師の指導力が高いことも特徴で、公立小学校の教師や教育実習中の大学生の指導を行うベテラン教師のもとでお子さんが学ぶことができます。

その一方で、国立小学校に入学したからといって全てのお子さんが大学までエスカレーターで上がれるわけではありません。

家庭学習だけでは芳しい成績を残せないお子さんは、塾との併用が必要となります。

国立小学校の倍率は高いところで50倍にもなります。
通学するお子さんは、狭き門をくぐり抜けてきた学力が高く落ち着いたお子さんばかりです。

そのため、同じような学力のお子さんと切磋琢磨できる環境があります。
また、勉強に対する基本的な姿勢が既に備わっているため学級崩壊の心配もなく、集中して授業に取り組むことができるでしょう。

そしてやはり、質の良い学びを享受できるのに費用が安価に抑えられるところは大きな魅力です。

国立小学校に受かるお子さんの4つの共通点

国立小学校に受かる子の共通点って何ですか?とよく聞かれますが、大きく纏めると4つのことがあげられます。

話を聞いて理解する力があること

国立小学校受験の試験で大切なことは、話を聞いて理解をし、それを実践することです。

ペーパー試験や行動観察、運動にしても、先生のお話を最後までしっかり聞いて自分の中に落とし込んで理解し、それをすぐに実行できる力が必要となります。

TPOをわきまえ、ルールが守れること

国立小学校に通学する子どもたちは、ほとんどがバスや電車等の公共交通期間を利用します。

そのため、人の迷惑にならないようTPOをわきまえられるかどうかは、基本的に大切です。

試験を通してルールが守れるお子さんなのか見られます。

自主性・積極性があること

自主性があるお子さんというのは、学校側から見ると成長が楽しみなお子さんです。

やらされるのではなく、目をキラキラさせながら積極的に目の前のことに取り組む姿には、学校側も将来の期待ができます。

国立小学校は学習の内容が濃く宿題も多く出ます。

自主的に家庭学習に取り組めるお子さんでないと置いていかれてしまいます。

自分の意見がはっきり言えるこ

国立小学校の研究授業では参観者が多い中で開催される授業も多く、そこでしっかり発言できるお子さんが好まれます。

自分の考えを人前ではっきり話せる力は大切です。

国立小学校受験で見られるポイントとは?

受験される国立小学校によっては、ペーパー試験が無かったり、運動の試験があったり様々ですが、主な国立小学校受験の試験内容と対策方法、それぞれの分野で見られるポイントをご紹介します。

ペーパー試験

ペーパーの試験内容

国立小学校受験のペーパー試験は、主に「言語」、「常識」、「数」、「比較」、「位置関係の理解」が出題されます。知識と知能が問われる問題です。

ペーパー試験の対策方法

  • 幼児教室や模擬試験に通って場慣れしておくようにしましょう
  • 問題集を購入して練習問題を解くようにしましょう
  • 普段から季節の常識をつけられるよう意識した生活を送りましょう

ペーパー試験で見られるポイント

国立小学校の問題は、例年そこまで難易度の高いものは出題されません。

そのため1問のミスで他の受験者と大きな差が出てしまいます。

ケアレスミスが無いよう、見直しの癖をつけて試験に臨みましょう。

最後まで粘り強く集中して取り組めるか、大切なポイントとなります。

行動観察

行動観察の試験内容

国立小学校受験の行動観察試験では、5-10名ほどのグループを作って特定の課題に取り組ませたり、自由に遊ばせたりして、どのような行動をとるかを観察します。

コミュニケーション能力や振る舞いなどを審査するために行われます。

行動観察試験の対策方法

  • 幼児教室や模擬試験に通って場慣れしておきましょう
  • 普段から待っている時の姿勢も正すように教えましょう
  • 児童館や公園など公共の施設に積極的に出向き、知らない子どもと交流する機会を作りましょう
  • 一定時間にひとつのことに取り組める集中力をつけましょう
  • 限られたおもちゃを用意して、創造力を働かせて遊ぶ機会を作りましょう

行動観察で見られるポイント

お友達と上手くコミュニケーションが取れるか、協調性をもって取り組めるか、楽しんで参加できるか等が見られます。

また行動観察では、話を聞く時間や待つ時間の態度も見られます。

普段から正しい姿勢で待てるよう訓練しましょう。

制作課題

制作の試験内容

国立小学校受験の制作課題では、絵画や工作の課題が出題されます。

子どもたちがハサミやセロハンテープ、クレヨンや絵の具を使って作品を作る過程を観察して、手先の巧緻性を審査します。

また、エプロンが自分でつけられるか、雑巾を絞れるかなど生活習慣に関する課題を出題する学校もあります。

制作課題試験の対策方法

  • 幼児教室や模擬試験に通って、指示に沿って制作する訓練をしましょう
  • 家庭でも季節に合わせた制作をしたり手を動かす機会を増やしましょう
  • 一つひとつの過程を丁寧にこなすことを意識しましょう
  • 靴紐結びや洗濯物畳みなどお手伝いを習慣化させましょう

制作課題で見られるポイント

国立小学校受験の制作課題試験では、先生が出した指示通りに制作ができるかという指示理解と一つひとつの作業を丁寧に行えるかの手先の巧緻性が見られています。

子どもは手首が硬く細かい作業は大人ほど得意ではありません。

小学校受験を意識し始めた頃から、折り紙や制作の練習、お手伝いなど楽しく取り組める環境を作りましょう。

運動試験

運動の試験内容

国立小学校受験の運動試験では、くま歩きやスキップやケンパなど個別に行う課題が主です。

運動能力だけでなく、指示通りに動けているか、一生懸命取り組んでいるかも評価の対象となります。

運動試験の対策方法

  • 幼児教室や模擬試験に通って、指示に沿って運動する訓練をしましょう
  • 日常生活から体幹を鍛えることを意識した行動をさせましょう(電車の中で立つ等)
  • 簡単な運動や好きな運動から始めましょう
  • 公園等で遊ぶ習慣をつけましょう

運動試験で見られるポイント

国立小学校受験の運動試験では、先生が指示した通りに動けるかという指示理解と、基本的な動作ができるかという運動能力を見ます。

運動において全てに言えることは体幹がある子は動きの習得が早いということです。

日常生活から体幹を鍛える座り方や立ち方を意識してみましょう。

面接・口頭試問試験

面接・口頭試問の試験内容

国立小学校受験の面接・口頭試問試験では、子ども数名で行う面接と保護者と子どもそれぞれ別で受ける面接と、親子面接の3通りがあります。

簡単な質問から常識を問うような質問もありますが、ハキハキ答えられるかだけではなく姿勢良く立っていられるかも見られます。

面接・口頭試問試験の対策方法

  • 幼児教室や模擬試験に通って、面接対策の最新情報を手に入れる
  • 普段から子どもに5W1Hを意識して質問する
  • 日常会話のテンポを速くする
  • 普段から正しい姿勢を意識させる
  • 目を見て会話するようにする

面接・口頭試問試験で見られるポイント

お子さんが自立していて、しっかり自分の言葉で発言できるか、保護者は学校への理解ができているか、今後お付き合いをしていきたい家庭なのか等が見られます。

国立小学校受験のために塾は必要?

国立小学校受験の対策に塾は必要なのか、というご質問をよくいただきますが、答えは”最大限のパフォーマンスを発揮したいのであれば必要”です。

その理由は以下の3つです。

  • 国立小学校受験の情報はネットに載りにくいので、国立小学校受験に強い塾に通塾して情報を得ることが得策だと言えるから
  • 家庭学習のみだと行動観察の訓練ができないから
  • 塾に通ってお友だちが居るなかで勉強をする場慣れをしておく必要があるから

国立小学校受験の対策は付け焼き刃ではできません。

塾に通わない状態、または直前講習のみだとお子さんは慣れておらず試験会場の雰囲気に飲まれてしまうかもしれませんし、行動観察ではどのように振る舞えば良いのか分からず混乱してしまいます。

遅くとも年中の冬(新年長児の冬)からは、国立小学校受験対策ができる塾に通塾することをおすすめします。

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資料は全てPDFで共有するため、日本国内に居なくても受講が可能です。

まずは、単発の体験クラスから是非お試し下さい。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

作:未貴


【ライタープロフィール】未貴 miki:保険会社とベンチャーキャピタルに勤めた後、配偶者の転勤でイスラエルでの生活を3年半経験。イスラエルと日本の教育の違いに深い関心を持ち、日本の教育現場に携わるようになる。UrSTUDXでマーケティング兼ライターと先生の窓口を担当。