クラスの内容
「行書(ぎょうしょ)」の基本を学んでいただけます
行書は『早く美しく書くため』の字形です
流れるような線で、整えて書く技術を学んでいただきます
線や点をが、連続したり、変化したり、省略されたりしますが
ただの走り書きくずし書きとは少しちがいます
正しい行書を知って、流れるように筆を運べば、とても美しい字形になります
コツをつかめば大変心地よく、普段さらりと書く文字にも生かせるはずです
行書は、お手紙などに使えば大人っぽい印象にも仕上がります
【学ぶこと】◆順番にできるところまで進めます。
① 行書の横画(よこかく)の丸みと終筆*のつながり
② 行書の縦画(たてかく)の丸みと終筆*のつながり
③ 横画から縦画につづく転折(てんせつ)の曲線化
④ 応用編:『横画・縦画・転折』のある漢字を『行書』で
*『行書』特有の筆はこびを、手元カメラで映しながら丁寧に説明します。
始筆(しひつ)=半紙への筆のおき方
送筆(そうひつ)=線をひくときの筆のはこび方
終筆(しゅうひつ)=線の終わりの筆はこび方
縦横点画の書き方はすべての基本になります。
ぜひ最初に学んでいただくことをおすすめします
先生からの一言
提示日以外にご希望の日時があれば、「メッセージ」をにて開催日リクエストのご連絡をください
1レッスンの所用時間は30~40分です
筆ペン1本と紙だけでも受講していただけます
リラックスして、心穏やかに筆を運び、毛筆で書くことを楽しんでいただきたいと思います
筆や筆ペンで美しい線が引けるようになるだけでも、きっと豊かな気持ちになれます
美しい線を引くためのコツをつかめるまで、丁寧に分かりやすくご指導します
行書のコツは年賀状やお礼状などの文字にも生かせます
オンラインのお稽古の良さは主に2つあります。
1つめは、講師の手元や筆先・ペン先がアップで見えること。
顔を近づけて見ているような感覚で、筆先の動きのイメージがしっかり映像としてインプットされます。教科書を見て真似するだけの学校の書写授業ではまずできないことです。
2つ目は、「もう1回書いてみせてほしい」にすぐ答えられることです。
書いてみて「あれ?」と思った時に直ぐ、「こうしてみて!」と応えられるので、生徒さまの「うまくいかない」「何が違うか分からない」のモヤモヤを、「できそうだ、もっとやってみたい」に変えていくことができます。
<文字を手で書く大切さ>
自分の手を使って文字を書くことが、脳幹の網様体賦活系にある細胞を刺激することは科学的に証明されています。しかしながら、キーボードをタイプして文字を書いても、同様の刺激は起こらないそうです。
手を使って文字を書くことは、書きたい文字を考えながら、文字の多様な線やパーツを組み合わせる複雑な作業を手で行うことで、脳がより活発に働くのに対し、タイピングは、似たようなキーを押して文字を選択する単調で簡略化された作業であるため、脳の作用に違いがあるのではないかと考えられています。
すなわち、脳が発達段階にある成長期に「自分の手で文字を書くこと」はとても重要なのだそうです。
私自身の体験から、自分で「いいな」と思える字が書けるようになっていくことが、シンプルに、土台のような自信につながると思っています。
字を書くことを通して、お子さまの成長をサポートいたします。
<最後に>
これまで、いろいろな理由があって学校に行くことを選択せず、自宅などで自ら学習して過ごすお子さまにも接してきました。書道の指導資格の勉強を始めたのも、自主休校中の在宅生のなかで、私と同じように「書道が楽しい」と思うお子さまに、学ぶ機会を持ってほしいと思ったからです。なかなか難しいことと承知していますが、学校にはない「学び」になるよう努めます。公開されている開催時間以外でもできるかぎりご対応いたしますので、ぜひ【書道】も試してみてください。
必要なもの
①か②のどちらかをご用意ください
①書道道具と半紙と墨汁
書道道具 :大筆・すずりor墨地・ぶんちん・書道用下敷き
半紙 :リーズナブルな練習用半紙で十分です
墨・墨汁:墨をすっていただいても、墨汁でもかまいません
*お道具について質問がありましたら遠慮なくお尋ねください
②筆ペンと紙
筆ペン:毛先が太めのもので、毛先が細い毛の束でできているタイプのものがおすすめです
が、お手持ちのもので大丈夫です
紙: コピー用紙、レポート用紙、使わなくなったノート、便箋など
*筆ペンの場合は、小さめの字で学んでいただきます
Zoom視聴について
〇ご参加はPCでもスマホでもかまいません(画面が大きいほうがおすすめです)
〇講師が書く手元をzoom画面に映しながらご説明しますので、ご自身が書きながら視聴できる位置に画面をセットしてください
〇最初から手元のみ映してのご参加でもかまいません
〇追加でウェブカメラを使える場合は手元を映してください
〇スマホでご参加の場合、アームスタンドがあれば予めスマホをセットし、書く時に手元を映して頂ければ、アドバイスしやすくなります